VALORANTの国内大会「VALORANT Challengers Japan 2024」のSplit 2 Main Stageにおいて、2024年7月27日〜28日にプレイオフファイナルが、有明GYM-EXにて開催されました。優勝したチームには、国際大会「Ascension TOKYO」に進出できる権利を得る本大会。
国内Tier2チームにとって、その年の集大成を見せるのと同時に、国際大会の切符を得るための非常に重要な戦いとなります。
マップカウントはBO5。3マップ先取したチームの勝利となります。
以下、試合結果です。
Day1 MATCH:Sengoku Gaming vs FENNEL
【試合結果】
SG 1 – 3 FL
▼マップスコア
1マップ目:アセント(SGピック)
SG 9 – 13 FL
2マップ目:アビス(FLピック)
SG 13 – 9 FL
3マップ目:ロータス(SGピック)
SG 6 – 13 FL
4マップ目:サンセット(FLピック)
SG 8 – 13 FL
5マップ目:アイスボックス(ディサイダー)
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オフライン初戦となったこの試合は、3マップ目までお互い相手のピックマップを取得する展開が続きました。
しかし、4マップ目にてFLがピックしたサンセットで勝ち切り、3-1でFLが勝利しました。
これにより決勝の対戦カードはRID vs FLとなり、SGは敗退が確定しました。
Day2 MATCH:RIDDEL ORDER vs FENNEL
【試合結果】
RID 3 – 2 FL
▼マップスコア
1マップ目:ヘイヴン(RIDピック)
RID 8 – 13 FL
2マップ目:サンセット(FLピック)
RID 8 – 13 FL
3マップ目:バインド(RIDピック)
RID 13 – 11 FL
4マップ目:アセント(FLピック)
RID 14 – 12 FL
5マップ目:アイスボックス(ディサイダー)
RID 13 – 8 FL
VCJ2024 Split2の決勝、その年の日本1を決める試合のマッチアップは「RIDDLE ORDER」と「FENNEL」となりました。
勝利したチームが「Ascension TOKYO」への切符を得る非常に重要な試合です。
本試合では、1マップ目にRIDDLE ORDERがピックミスをしてしまうトラブルが発生。アイソ、クローヴ、ヴァイパー、オーメン、サイファーというとんでもないエージェント構成だったため、ピック画面が映し出された際は会場には大きなどよめきが聞こえました。索敵スキルを持ったイニシエーターがいないこの構成に流石のキャスター陣も驚きと困惑の声色を隠せていませんでした。
原因としてはRID側が何らかの理由によりリマッチになると判断し、上記のエージェントをピック。ただ、FENNEL側は正規の構成でエージェントピックを完了させた状態でピック一覧に出されました。そのため、再ピックとなると公平性がなくなってしまうため、再ピックは認められずこの構成で試合が開始されました。
1マップ目はFLが獲得。RIDはファーストピックマップを不本意な形で取られてしまう展開となってしまいました。
2マップ目も得意マップのサンセットで流れを掴み取りFLが連取。一気に優勝までリーチとなりました。
もう後がないRIDですが、3マップ目もFLが流れを掴んでいるように感じ取れる試合展開となりました。
しかし、ラウンドカウントRID 7-10 FLの状態で迎えた18ラウンド目、点差が2点差になるか4点差になるかが分かれる両チームにとって重要なラウンドで、RIDのAace選手がガーディアンによる1vs3からのクラッチに成功。クラッチを成功させた驚異的なエイムに会場は一際大きな歓声が起き、Aace選手も席から立ち観客を煽るようなパフォーマンスを披露しました。そこから流れに乗ったRIDはそのまま3マップ目を取得。
4マップ目はOTまでもつれ込む白熱した試合展開となりましたが、RIDがOT後の攻守ラウンドを獲得し、試合の決着はディサイダーのアイスボックスへ。
7-5と一歩リードした状態でアタッカーになったRIDがそのまま攻めでも勢いを見せ13-8でマップを獲得。
マップカウント3-2でRIDDEL ORDERがFENNELを抑え、VCJ2024 Split2の優勝を果たしました。
これによりRIDDEL ORDERは「Ascension TOKYO」出場の切符を獲得することができました。