アメリカを拠点に置くeスポーツチーム「Sentinels」のVALORANT部門に所属する、TenZ選手とSacy選手が競技シーンより引退することをそれぞれ発表しました。
TenZ選手
9月15日に引退を発表。今年に引退することを決めていたことを言及しており、引退理由としては、ゲーム以外にやりたいことがあり、もっと時間が必要だと説明しました。
TenZ選手は2016年にCS:GOの競技シーンに参入し、2020年にVALORANTへの転向を表明。黎明期からVALORANTを盛り上げてきた存在です。
2021年にはSentinelsへレンタル移籍し、同年に開幕したVCT 2021では北米大会三連覇、さらに初の国際大会の「VCT 2021 Masters Reykjavík」にて優勝を飾るなど、素晴らしい功績を収めました。2022年以降はチームの低迷状態が続き病気などにも苦しめられました。
しかし、2024年に入り新たなメンバーを迎えた今シーズン、「VCT AMERICAS 2024 KICK-OFF」では優勝し好調な駆け出しができ、約2年ぶりに出場した国際大会「VCT 2024 Masters Madrid」では優勝を飾ることができました。
今後は同チームのクリエイターに移行し、配信を中心にストリーマーとして活動していくとのことです。
Sacy選手
TenZ選手につづき、16日に引退を発表。声明では、「難しい選択だったが、自分、家族のために正しい選択をした」と語っています。
Sacy選手は2015年にLeague of Legendの競技シーンに参入し、2020年にVALORANTへ転向を表明。2020年にTeam Vikingsに所属し、翌年の「VCT 2021 Brazil Masters」にて優勝を飾りました。
2022年にはLOUDに移籍し、「VCT 2022 Masters Reykjavík」にて準優勝、「VALORANT Champions 2022」ではブラジル勢初となる国際大会優勝の快挙を果たすことができました。
その後、2022年10月にSentinelsへの移籍を発表するも、2023年は低迷状態でした。
しかし、2024年に入り新たなメンバーを迎えた今シーズン、VCT AMERICAS 2024 KICK-OFFでは優勝し好調な駆け出しができ、約2年ぶりに出場した国際大会「VCT 2024 Masters Madrid」では優勝を飾ることができました。